近年、動物医療の現場では、専門知識を持つ人材の需要がますます高まっています。そんな中、獣医療業界に特化した就職支援プラットフォームとして注目を集めているのが「アニマルジョブ」(https://animaljob.jp/)です。今回は、その実態を徹底的にレビューしていきます。
アニマルジョブとは?高額料金と見えぬリスクを徹底検証
アニマルジョブ(https://animaljob.jp/)は、株式会社TYL(https://pet-tyl.co.jp/)が運営する、獣医療業界に特化した就職支援プラットフォームです。業界で働くことを目指す学生や、新たな人材を求める動物病院に対し、多角的なサポートを提供することを目指しています。
株式会社TYLは、アニマルジョブの他に、獣医師専門の「ベットエージェント」や、動物看護師専門の「ペットナースエージェント」など、より専門性の高いキャリア支援サービスも展開しています。※ここが要注意
一見すると業界の深刻な人材不足を解消する一手のように見えます。しかし、その実態を深掘りしていくと、いくつかの気になる点が見えてきました。
アニマルジョブの口コミについて
検索候補を見てみると、ネガティブな意見が多いようです。これは他サイトでは見られない悪評が高い可能性もありますので要注意です。

学生にとってのメリット:専門情報へのアクセスが可能
- 専門的な情報へのアクセス: 業界特有の求人情報や、職場の雰囲気を事前に把握できる情報が得られる可能性があります。
- 効率的な求職活動: 興味のある分野に絞って求人を探せるため、効率的に就職活動を進められる可能性があります。
- 視認性の高さ:一部の病院では動画付きなどがあり、分かりやすい
動物病院側のメリット・デメリット
メリット:専門性の高い人材へのリーチ: 獣医療業界に特化した人材に効率的にアプローチできます。
採用ミスマッチの軽減: 専門知識や経験を持つ人材を探しやすいため、採用後のミスマッチを減らせる可能性があります。
デメリット:求人掲載にあたり、数十万円から数百万の費用が発生します。費用対効果を慎重に検討する必要があります。
運営会社: 運営会社が人材紹介業も行っているため、求人掲載だけでなく、人材紹介の提案も受ける可能性があります。
注意!運営会社は人材紹介業…そこに潜むリスクとは?
さらに警戒すべき点は、アニマルジョブの運営会社が人材紹介業も行っているという点です。これは、他の求人サイトでは想定されないリスクを孕んでいる可能性があります。
関連記事:人材紹介は後悔する?やめとけの理由
例えば、求職者を自社の紹介事業に誘導され、高額な掲載料を支払ったにも関わらず、さらに高額な自社人材紹介経由で応募をされ二重に料金を払う羽目になる可能性も在り得るということです。
正直、求職者はこの辺のビジネスを理解していない方が大多数で、案内されたら言われるがままうなずくしかありません。
まとめ:猫の手も借りたいなら…でも費用対効果は要検討
獣医療業界の人手不足は深刻であり、藁にもすがる思いでアニマルジョブのような特化型サービスに期待する動物病院の気持ちも理解できます。まさに「猫の手も借りたい」状況かもしれません。
しかし、高額な料金設定や、運営会社が人材紹介業も行っているという点から考えると、費用対効果は決して高いとは言えないでしょう。他の採用手法と比較検討し、慎重に判断する必要があります。
学生に関しても、専門情報が得られる可能性がある一方で、運営会社の意向に左右される可能性も考慮すべきです。
アニマルジョブは、現状では緊急度の高い動物病院が、最後の手段として検討する程度のサービスと言えるかもしれません。より透明性の高い情報開示と、費用対効果に見合うサービス提供が求められます。